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2015年9月29日 (火)

アフリカン・カフェでエリトリア人を知る

私の住む建物の一階は共同スペースになっている。陶器作りや料理教室、ヨガやダンスなどの他、日曜日は趣向をこらしたカフェに様変わりする。
先週はジャパン・カフェ、先々週はラインランドのカフェ(本読み会も兼ねる)、昨日はアフリカン・カフェだった。ここに住んで1か月、今まで一度も参加したことがなかった私だけれどアフリカに興味が湧いて階下に下りた。

アフリカン・カフェといってもアフリカのどこよ~

コーヒーをたててサービスしてくれたのはエリトリアの可愛い25歳と26歳の女の子たちだった。ここで私は初めてエリトリアという国を知ることになる。22年前に独立した新国家で、彼女たちが生まれてすぐのことだ。独裁制が敷かれ、国内の抑圧と近隣諸国との紛争で難民が増えているらしい。
彼女たちは正にボートピープルとなり国を捨てた。ドイツには今年の1月に来たそうで、一人は9か月目、もう一人は9か月と2週間目ということだ。お互い知り合ったのはデュッセルに来てからだとか。まだドイツ語は無理で、片言の英語で話しをした。

彼女たちを最初からサポートしているパトリックが言うには、2人とも戦禍のトラウマから立ち直れず精神状態が不安定。癒えるのに時間がかかりそうだと教えてくれた。

カフェはトータルで10人くらいのお客さんがあった。エスプレッソくらいの小さなカップに砂糖入りのコーヒー。これに蒲鉾一切れくらいのケーキがついてきた。彼女たちが焼いたようだ。パトリックが中庭にできたリンゴをスライスして出してくれた。ささやかな心遣い・・・有難う。

この日曜のカフェはコミュニケーションの場、お金を取らない替りに募金で賄っている。お金を取るとなると保険所や消防法が厳しい規制を掛けてくるからだ。水回りや火元はもちろん、トイレの数から床の厚みまでとにかくうるさい。まぁそれは置いといて。。。

どんな形でも彼女たちが社会参加すること、とても大切だと思う。一人ひとり、個人を知ると、そこに理解が生まれる。こういう機会がなければ、日本人の私がエリトリアを知る由もなかったわけで。
25歳と26歳、これからどんな展開があるのだろう・・・心から応援したいと思わせてくれた出会いだった。

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コメント

そこに住んでいると、世界の状況が手に取るようにわかりますね。また、個人を知るというのが、私も大事だと思います。

投稿: 睡蓮 | 2015年9月29日 (火) 08時11分

睡蓮さん、
私の場合
知らなければ他人事、知った途端に自分事のように思えました。そして若い人たちにこそ考えてもらいたいと思うのです。

投稿: マザーデュックス | 2015年9月30日 (水) 01時22分

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